■北欧の大地
ヨーロッパの北の涯から、バルト海をくるむようにたれた下がっているのが
スカンディナヴィア半島。
その南端左で、くちばしをつきだしているのがユーラン半島。このふたつの半島
と周囲の島々を総称して、「北欧」と呼ばれます。デンマーク・ノルウェー・
スウェーデン・フィンランドがこの地域に含まれ、独自の文化をうみだしています。
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■真夜中の太陽
北欧のイメージとして、真夜中の太陽(白夜)を想像する方もいるでしょう。
実際は、北欧の中でも北緯66度33分以北の北極圏内で、6月から8月までの一時期
しか体験できません。
その反対に、冬には、日照時間が極端に短くなります。そのため、「8時間労働」の
先駆けは、北欧が始まりです。
■ラップ民族(サーメ)
厳しい自然と荒涼たる大地である北極圏内に人口わずか4万の少数民族ラップ人が
住んでいる。彼らは、漁業・狩猟・トナカイの放畜などを営んで生活しています。
また、彼らはフィンランド・ノルウェー・スウェーデンにまたがっており、ラップランドと
呼ばれています。
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■オーロラ
北緯66度33分以北、北極圏の冬。夜空には、時として星空の中にスーッと尾を引く
白い雲。そしてそれは生き物のように動き出し、不思議な光を放つオーロラへ変身する。
オーロラはまるで動く立体映像のように、波をうちながら暗い空を幻想的にうります。
オーロラがよく現れるのは地球の南北の経度65から70度の範囲であり、ラップランド
地方はその中にすっぽりと入ります。
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■オーロラはなぜ現れるのか?
極地の夜空を彩るオーロラは、太陽から発せられる帯電した微粒子が地球の大気に届き、
空気中の酸素や窒素などの原子に衝突して放電し、それが光の帯となって目に見える現象。
「オーロラ」はラテン語で、ローマ神話の夜明けの女神アウロラからきているそうです。
■サウナの話
近年、サウナ風呂は日本にも普及し、珍しくないです。
しかし、本格的なフィンランドのサウナを体験してほしいと思います。
中級以上のホテルには公衆サウナが備わっています。サウナでたっぷり汗をかいたら
シャワーで汗を流し、隣接する冷水プールで今度は身体を冷やし、またサウナへ戻る。
これを2〜3回くりかえすのが普通です。
また、女子は専用もありますが、男子専用ではなく、混浴という形になっているところも
あります。
田舎の湖の畔のサウナ小屋なら裸のまま夏は湖に、冬は雪に飛び込むこともあります。
体にはとても悪いのでしょうが、ビールを持ち込んで飲みながら、サウナに入るものも
いるようです。(なんか、うまかったような気が・・・・)
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